サンフランシスコに着いたのは土曜日。インタ
ビューは月曜だったので2日間は観光オンリー。
ダラス、ニューヨークと違ってここでは宿はた
のんでいなかったのでとりあえず泊まるところを
確保しなくてはなりません。実は海岸沿いに
あるユースホステルに泊まりたかったのですが、
なにしろ土曜日で予約していなかったので
当然のごとく満室でした。そのユースが幾つか
別のホステル(いわゆるユースホステルとは
違う)を教えてくれたので電話してみたのです
が、それらも幾つかは満室でした。
やっと空きを見つけて行ってみたのですが・・・。
ボ、ボロイ・・。何やら潰れたホテルを改造したよ
うなところで、受付にいる兄ちゃんも非常に態度が
悪い。料金は普通のユースと変わらなくて(一泊
17ドル)、しかも鍵の補償金で10ドルも取ると
いう。ちょっとやばいんじゃないかと思ったのです
が、もう日が暮れかけていたので仕方なくそこに泊
まることにしました。しっかしまあ、あれは掃除は
しているんだろうかねぇ?トイレは詰まっている
し、シャワーもほとんど出ないし、ベッドは軋んで
うるさいし。次の日の朝には別のホテルを探してと
っとと出ていきました。ホテルの方は一泊40ドルく
らいで安い割にこぎれいでなかなかよかったです。
日曜日はひたすら観光しました。
写真はサンフランシスコ現代美術館です。
月曜日はいよいよTKさんの研究室です。
University of Califolnia San Francisco、通称UCSF
にあります。実は日曜日にも行ったのですが、最初間違
えてUSF(University of Sanfrancisco)を徘徊してしま
いました。これはかなり恥ずかしい勘違いですね。
ようやく気が付いてUCSFに辿り着いたのですが、まるで
巨大な病院のようでTomの部屋がどこにあるのかさっぱり
わかりませんでした。う〜ん。やはり下調べはちゃんと
しておいたほうがよかったなあ〜。でもその日の夜に
Tomの自宅に電話して研究室の場所を教えてもらう
ことができました。さらに彼の奥さんの声も聞いてし
まった。声がかなり若かったので娘さんかと思っ
たのですが、後で聞いたらあれは奥さんなのだそうな。
そんな前日の話はどうでもいいですね。
Tomは写真を見れば分かるとおり、研究者には珍しいくらい(?)極端に人柄のいい人です。
喋り方もGSさんとは正反対でとてもゆっくりしています。僕が研究室に行ったときも、
彼は電話中だったので後ろの方でだまって待っていたのですが、20分くらい電話で
話してましたねえ。研究室の他のメンバーと喋るときも非常にゆっくりとしてたなあ。
研究内容に関しても隠し事なくとてもオープンで、かなりの人格者と見受けられます。
Tomは忙しいらしく、夕方早くに帰ってしまったので実はあまりちゃんと見学できた
わけではなかったのですが、彼の研究室でやっているプロジェクトがかなりユニーク
だということは十分にわかりました。話題のCytonemeもそうですが、非常に個性的で
ちょっと他のラボとは違った独自路線って感じです。せっかくわざわざ留学するんだから
他ではできない個性的な研究をしたいものですね。
セミナーはTomの研究室のメンバーだけでやったせいか、活発に意見が出てアクティブ
な印象をうけました。ただやはり議論が盛り上がると、僕は全く会話についていく
ことができずに彼らだけで盛り上がってしまうという、悲しい状態になってしまいま
したが・・・。演者が議論に加われないというのはやはりかなりお寒いですねえ。留学
したら英語も磨きたい・・。
その日の夜は無事3つのインタビューを終えたということで、ちょっと豪勢に高そうな
レストランで夕食をとりました。基本的にフランス料理っぽかったですが、あれは
何料理だったんでしょうか?とてもおいしかった!店長が日本画マニアらしく、いろいろ
話しかけて来ましたが、日本語はまだ習い始めたばかりだそうで、挨拶くらいしか
わからないようでした。明日の朝も日本に帰る前に是非食べに来てくれと言われて、
Sure!と答えてしまいましたが、朝は時間がなかったのでスターバックスで済ませて
しまいました。
いや〜、しかし良い経験をしました。立て続けにいろんな出来事があったので、日本に
帰っても放心状態でした。なんだかお腹いっぱいって感じで、6日後のヨーロッパは
時差ボケも治ってないし、もういいやとちょっと思ってました。実は。
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